TOUCH! the future

観光産業は、お客様の心に刻まれる
特別な瞬間を提供する仕事です。
多様な文化と触れ合いながら、
訪れる人々にその土地の魅力を伝える。
グローバルな視点を持って働けるのも
観光産業の魅力です。
人々の心に残る瞬間を、あなたの手で。

観光産業の未来 TOUCH the future

Career Note

観光業界で活躍する方々の
キャリア紹介

1 ツアープランナー(クルーズ旅行)

鍋島さん写真

鍋島 志野さん

阪急交通社/業務歴8年

ツアープランナーは、海外や国内ツアーの旅行プランを立て、旅程や具体的なツアー内容を決める仕事で、企画から手配、添乗まで幅広い業務があるのが特徴です。
今回は近年国内外で人気を集める豪華客船でのクルーズ旅行のツアープランナーとして活躍する鍋島さんのキャリアをご紹介します。

観光業界を目指した理由

もともと旅行の計画を立てることが好きで、大学生の時にアジアクルーズに行く機会があり「こんなにも楽しい旅行スタイルがなぜ広く一般的に知られていないのだろう?もっと多くの人にクルーズの楽しさを知ってほしい!」という思いから、クルーズ旅行に携わりたいと観光業界を志望しました。

現在の会社では、ツアー企画からパンフレット制作、手配まで幅広い業務に携わることができ、フライ&クルーズにも力を入れていると聞き、私にとってピッタリの職場だと感じ、入社を決めました。

※航空機による移動と船に乗るクルーズを組み合わせた旅行のこと

仕事内容と魅力

現在はクルーズ旅行の企画、商品開発を担当しています。これまでの経験からお客様にとってどのようなツアーに需要があるのかを見極めながら、新たなクルーズ旅行の企画を行います。

隔週でクルーズツアーのパンフレットを発送するため、これに合わせて企画を造成したり、お客様に向けた説明会も実施するほか、ツアーの添乗もあります。添乗する10日~14日ほどを除けば、基本的に土日祝日は休みで、働きやすい環境です。

クルーズツアーの企画はクルーズ客船のクラス、ツアーに最適な時期、航路やコストのバランスを考慮しながら進めますが、いつも楽しみながら行っています。

ツアープランナー(クルーズ旅行)
の主な仕事内容

  • クルーズツアーの企画造成
  • ツアーのパンフレットを月2回制作
  • フライ&クルーズ説明会を月1回実施
  • 海外クルーズツアーの添乗
    (半年に1回程度)
  • 集客状況の管理やお客様対応など

仕事のやりがい

写真

クルーズツアーの仕事でやりがいを感じるのは、一から企画・手配をして手掛けたツアーが無事に終わり、アンケートでお客様から「とても良かった!」という素敵なメッセージを見る時です。

コロナ禍のため、一度グループ会社に出向したことがありますが、現在の職場に復職した当時は、船会社がワクチン接種を乗船の条件としたり、出国・入国にも条件があったりと、コロナ禍以前のようにいかないことばかりでした。

そうした中、価格帯や行き先を重視しながら、コロナ明け初ツアーとしてカナリア諸島クルーズを催行。先行きの見えない中で努力し続けたことが報われて、とても嬉しかったです!

これまでのキャリア

大好きなクルーズツアーのプロを目指し、入社2年目に「クルーズコンサルタント」という専門資格を取得し、4年目には旅行業界の国家資格である「旅行業務取扱管理者」を取得。

クルーズや旅行業務の知識を深め、自信をもってお客様へ販売をするための資格で、知識を身に着けたからこそ、企画をより楽しめるようになったと感じています。

キャリアSTART!
念願のクルーズ担当に!入社1年目

クルーズツアー商品
販売部署に配属

企画営業のアシスタントとして、ツアー造成の補助、各種手配等を担当。また、海外ツアーに添乗し流れを学ぶ。

専門資格取得し、
企画がもっと楽しく!入社2年目

海外クルーズ企画担当者に抜擢!
クルーズ旅行の専門資格を取得!

海外クルーズツアーの企画担当者となり、地中海やバルト海、オセアニア海域を担当。専門資格の「クルーズコンサルタント」を取得。

旅行業のプロとして
専門知識を習得!入社4年目

「旅行業務取扱管理者」を取得!

旅行業界では唯一の国家資格である旅行業務取扱管理者を取得!旅行業務のプロとしての知識がより深まる。

コロナ禍で別業種を経験入社5年目

グループ会社に出向

グループの別会社で貨物輸送による輸出業務を担当。取引金額が大きく責任を感じる業務だったが、取引先との信頼関係の構築が重要である点など、旅行業にも通じる貴重な経験を得る。

新たなクルーズ需要に
向けた商品を開発!入社6年目〜現在

出向から復帰、
新たなクルーズ商品開発

アフターコロナの新たなクルーズ需要を取り込む、商品開発を担当!コロナ明け初のツアーでカナリア諸島クルーズを催行し、努力が報われ、大きな喜びに!

これからのジブン

写真

コロナ禍で仕事がなくなる経験をした際は、旅行業に携わり続ける事に迷うこともありましたが、自分の根底にある「好きを仕事にしたい」気持ちを持ち続けたことが心の支えになりました。

今後は、より多くのお客様に楽しんでいただけるツアーの造成はもちろんのこと、「アラスカクルーズとオーロラ鑑賞」「オーストラリアクルーズとウルル滞在」といった、フライ&クルーズに付加価値を加えたツアーを手がけていきたいです。

そのために世界遺産検定の取得も目指しています。

観光業界を目指すみなさんへ

新卒の就活時に、別業種の企業の面接でほかに志望している業種を聞かれ、旅行業と答えたときのこと。面接官の方から「好きを仕事にしたら大変だよ」と言われたことがあります。

旅行業は細かな仕事が多く、ひとつのツアーを催行させるまでに、多くの労力もかかります。ですがその分、旅行をより好きになり、やりがいのある仕事だと胸を張って言えます。

これから旅行業界を目指す皆さんには、自分の軸を大事にしながら、やりたいことを目指していただきたいです。